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2014年8月24日日曜日

憂い無き備えのために

個人の実体験は通用しない『記録的な豪雨』に対して、
自衛のために備えを講ずる、きっかけになれば……

そんな思いで、気象庁ドメインで提供されてる『高解像度降水ナウキャスト』
のリンクを、左サイドバーの“毎度お世話になってます”に常設してみました。

気象庁が全国20箇所に設置している、気象ドップラーレーダーによる雨量観測網は、局地的な大雨の観測精度向上を図るべく、平成24〜25年度に機器を更新。
その結果、観測データの距離方向解像度が、500mから250mに改善しました!

更に加えて、気象庁・国土交通省・地方自治体が保有する全国の雨量計、ウィンドプロファイラやラジオゾンデの高層観測、国土交通省のXバンドレーダによる雨量観測情報も活用し、降水域の内部を立体的に(<ここがスゴク画期的!)解析。

250m解像度の降水分布を、30分先まで予測できるようになったのが、
高解像度降水ナウキャストなのです!!!

って、こちらのページにある解説を抜粋しただけの、受け売りで恐縮ですがw

極めて微力ながら、転ばぬ先の杖ならぬ、“降られぬ先の傘”
あるいは“被災せぬ先の避難”に繋げて戴けますと幸甚です。


2014年6月6日金曜日

お米の国の

梅雨入りでございますね〜!
毎度お世話になっている日本気象協会@tenki.jpの速報では……

6日午前11時に仙台管区気象台は「東北北部が梅雨入りしたとみられる」と発表。平年(6月14日ごろ)より8日早く、昨年(6月15日ごろ)より9日早い梅雨入り。これで日本列島は、梅雨のない北海道を除いて全てで梅雨入りしたこととなる。東北北部の平年の梅雨明けは7月28日ごろ。(日本気象協会)

……とのこと。先月中の長期予報では『梅雨入り、送れるかもよ〜?』的な記事も見かけたんですが。

いやホント、当てるの難しかっただろうなぁ!と思います。天気図を見ると。

5月末から6月1日の梅雨前線は、日本列島の遙か南の海上にありましたけど、
翌日、6月2日になって急に北上して来ましたからね!

最近、テレビの天気予報では、気象衛星から撮影した雲の画像ばかりですが。

やっぱり、天気図の方が判りやすいし、気象予報士さんのご苦労にも共感出来ると思うんですよ。天気図出さなくなっちゃったのは、例の“ゆとり教育”以後、中学・高校の理科で、読み取り方をキチンと教えなくなったせい?と深読みしてみたり。

天気図にせよ、何にせよ。読解力を失うと言う事は、自ら判断する力、そして他者へ共感する力をも失うという事で。むしろ、“ゆとり教育”導入の背景になってた諸問題を、助長したんじゃないかなぁ、と憂慮していたり。

学力の低下よりも。実務上の判断力とか他者とのコミュニケーション力とか、ひいては問題解決・処理能力の意外な未熟さに、驚かされる事が度々でしたね。数年前まで一応、大学・大学院の教員をやってた立場では。

梅雨入りの話頭から、随分な脱線をしちゃいましたw
湿度が高くて、不快なお天気が続きますけれど。これも、秋に美味しい新米を戴くためには、欠くべからざる事。

お米の国の幸せを妄想しつつ、凌いで参ろうと存じます。


2014年5月9日金曜日

風の谷に住まう

今の住まいに引っ越して来たのは、2年ばかり前。

地史的には洪積台地の端に当たるので、旧い河川が刻んだ深い谷(今は道路)が、幾筋も交錯している。それが丁度、風の通り道になるらしく、陽が傾く時刻になると、街全体が強風で洗われる日が、度々ある。

谷の先に広がってるのは『酸の海』じゃなくて、荒川の河川敷ですけどねw

拙宅は、東南東を向いた斜面の上。台地の頂から、一段下がった区画にある。谷を挟んで相対する斜面に、幾重にも立ち並んだ家々の壁が夕陽に照り映え、サントリーニ島の街並みを想わせる風情(これまた、あくまでも雰囲気のみw)。

早暁であれば、昇って来た太陽を向かいの丘越しに望み、鳴き交わす留鳥の声を愉しめる。ご近所の何軒かが立派な保存樹をお持ちで、キジバトやメジロの姿を、年中、見かける。一昨年の金環日食も、終始、居間から観察出来た。

毎度お世話になっている区立図書館は、谷二つ向こうの、やはり台地の上にあるのだが、石器時代(と言うより、今や“縄文草創期”と呼ぶべきか……この辺の話は、また後日)から江戸期に至る、住居遺跡の上に建っていたり。

縄文海進でも水没しなかった界隈の丘の上は、1万数千年前から暮らしやすい場所だったらしい。

そして、つい先日、5日早朝に起きた地震(リンク先で、発生日・最大震度を入力して検索願います)も、北緯34°56.6′・東経139°29.7′・深さ162 kmの震源、すなわち日本海溝で、北米プレートとフィリピン海プレートの下に沈み込んだ太平洋プレートの内部から、直接、地殻を伝わって来た感じの“硬い”揺れ。

感覚的には、震度3だった(故に、目は覚めたが起きずw)。皇居お濠端(縄文海進では海の底だった沖積平野)に設置された大手町の震度計では、最大震度5弱を記録した、というから、同じ23区内でも、随分な違いである。

……と書くと、引っ越し先を極めて丁寧かつ慎重に探した、と思って戴けるかもしれないが。

実際は全く逆で、探し始めてから転居するまで、たったの1ヶ月。しかも引越日は4月4日という、二度と実行したくない弾丸移転だった(あ、夜逃げじゃないですよw)。3月に入ってから、出来れば月末、遅くとも翌月第1週に入居出来る物件を、某所の半径5km以内で探す(イザという時に、歩いて帰宅可能な範囲、って事です)という条件だけでも、相当な無理があるのに。

地震・防災クラスタな相方(あ、素人ですが、学会の公開シンポジウムを聴きに行っちゃう程度にマニア)が、耐震基準が改正された1982年以後の竣工じゃなきゃとか、周辺が木密(あ、「木造住宅密集地域」の略です)だとか、地図上では台地っぽくても谷を埋めた盛土造成地かもしれんとか、注文が多い事この上なく。

ようやく探し当てたマンションの一室は、当然の事ながら不動産的にはワケあり。必然的にお家賃が割安で、文字通り東奔西走して下さった、駅前不動産事務所の営業担当さんには、申し訳ないほどの斡旋手数料だった。

あ、事故物件とかじゃないですよ〜。玄関ホール・エレベータホールの直近、つまり共用廊下側の部屋に住環境上の難あり(人通りが多い、陽当たり・通風が悪い)って“だけ”。相方は、むしろ防犯・防災面では好条件だ、と喜んでたり。

上記営業担当さんにしてみたら、非常に稀なタイプのお客だったでしょうね。

まぁ時期的に、引っ越し代が割高かつ若干トラブルもあって。収支は相殺されちゃいましたけど……

個人的には、相方が繰り出す論破不能の“こだわり”で、時折キレそうになったり。引越直前、久方ぶりに二日完徹する破目にもなったので、もう懲り懲り。とは言え、喉元過ぎれば何とやらで、その内にまた、引越騒ぎが起こるんだろうなと覚悟しつつ。

今暫くは、斯様に長閑な環境でありながら、スタバやミスドまで徒歩数分、という好立地を、存分に楽しみたいと思います。


2014年3月24日月曜日

春遠からじ

今年は2月に、東京としては結構な量の積雪が、二度も記録されたし、
もう春の彼岸も終わるというのに、依然、陽が落ちると風が冷たい。

スギやヒノキの花粉も、飛散の進行が例年より10日前後遅れているらしい。

とは言え、冬の名残の冷気には、メジロが鳴き交わす声、沈丁花の芳香が
確かに潜んでいて……

見上げれば、ソメイヨシノの冬芽がいつの間にか、随分大きくなっている。

寒さが長引いたため、遅れるかと思われた開花・満開だが、実は平年並み。
とは言え東京では昨年より、やはり10日以上遅い予想となっているようだ。

【追記】最新の『2014年 桜開花予想』はこちら

スギやヒノキは、冬の寒さにも耐え得る針状の葉を緻密に茂らせる事で、
一年中光合成出来る常緑樹となり、春の訪れを待たずに開花する戦略を、
進化の過程で選んだ。

未だ寒さが厳しく、虫や鳥が活動していない時季ゆえに、
風媒花として、大量の花粉を飛散させねばならぬ所以である。

対して、落葉広葉樹の一群は、晩秋までに越冬可能な花芽を形成しておき、
少しずつ延びる日照を感知して、早春、真っ先に開花する戦略を採用した。

満作、臘梅、猫柳、辛夷、木蓮、連翹……

そして、梅、桃、桜に代表される、バラ科の花木。

数え上げればキリが無い、春の訪れを知らせてくれる可憐な花々。

霜を怖れて気温の上昇を待ち、葉を芽吹いて光合成する事よりも、
次世代へ遺伝情報を引き渡すための、“生殖”を最優先にする。

地に根を下ろして動けぬが為、命を張ったギリギリの、しかし
動ける物たちを巧みに魅了し誑かす、心憎いまでに、したたかな……

植物たちの美しい戦略を謳歌する春が、また、巡って来たようです。