2014年7月8日火曜日

理系女子ですが、なにか?

更新が1週間以上、滞ってしまいましたけれど……私は、元気です。
あ、五十肩も再発してませんよw

ただ、“水無月”で美味しく夏越の祓を済ませた翌日辺りから、例のまるでオカルトなSTAP細胞を巡る経緯につき、少しく悶々としておりました次第。

理研CDBのTセンター長も長年親しんでおられた筈の『穢れを厭う古都の遺風』で、衆愚の蒙昧をスッキリと祓い清めて戴きたかったのですが。誠に残念ながら、期待が外れてしまいました。

とは言え、ガバナンスやら科学行政やら、当世流行の仰々しい概念を持ち出すまでもなく。問題の構図は、『裸の王様』の寓意が誡めているとおりに過ぎません。

『虚栄心ばかりが強く、美しい衣装で着飾って、それを見せびらかす事にしか』関心を示さず、務めを怠ったために『今在る地位に相応しくない』と断罪された『絶望的に愚かな』王様が、今や街の群衆のみならず世界中から嘲笑されているのに、依然、行進を止めようとしないだけ。

しかし『今在る地位に相応しくない』王様=『未熟な研究者』と断ぜられたO嬢が、麗々しい“行進”=千里眼事件も斯くやな“検証実験”を続けられる拠り所は、神聖にして侵すべからざる王権には非ず。

『今在る地位に不適任な者、あるいは絶望的に愚かな者』は、“裸の王様”当人だけでなく、後見している“大臣達”も同様だったという事。喩えのつもりで先日の記事を公開致しましたのに、現実の大臣が寓話そのままでは洒落にもなりません。

更に、自然科学者の矜恃を以て大臣の愚昧を正し、理研改革委員会の提言を真摯に受けとめるべき立場にありながら、猶も優秀な部下が良きに計らってくれるだろうという、鷹揚にして無責任な日和見主義を続けるTセンター長

男子ばかりの環境でお育ちになった諸兄が、“女子力”に免疫をお持ちでない旨は、重々存じ上げておりますが。理系男子の“シスターコンプレックス・ファンタジー(『俺の妹がこんなに×××わけがない』という例のアレ)”から、いい加減に目を覚まして戴きたい!

この問題に都度声明を発している日本分子生物学会理事長の大隅典子教授、CDB内部から告発の声を上げた高橋政代プロジェクトリーダー、そして、Tセンター長の問題点を指摘した竹岡八重子弁護士が、いずれも女性であるのは所以無き事ではございません。

皆様、理系男子の“似非フェミニズム”に、心底ウンザリして居られるのです。

勿論、男女の別に関わりなく、真理を探求する自然科学者に相応しいメタ認知能と高邁な精神を以て、問題の在処を考察して下さっている諸兄も居られます。

Tセンター長に於かれましては、何卒、後輩達の提言に蒙を啓き、御勇退の前に晩節の穢れを御自ら祓い清めて下さいますよう。


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