先月末は、25日に目出度く発売なった村上リコさんの『図説 英国貴族の令嬢』も、併せて購入。『図説 英国メイドの日常』そして『図説 英国執事 貴族をささえる執事の素顔』に続く、河出書房新社ふくろうの本『図説』シリーズの第3弾ですv
カバー表はジョン・シンガー・サージェントの「ウィンダム姉妹 (1899)」 華麗にして優美なること正に“Daughters of the British Aristocracy”ですね〜v |
思い起こせば『小公子』を耽読していた小学校低学年の砌から、英国上流階級の風俗が大の好物(先日は、アガサ・クリスティーの著作か『バジル氏の優雅な生活』や『T.E.ロレンス』辺りが起源と綴りましたが……もっと年季入ってましたw)。
なので今回の新刊も、大変美味しく堪能させて戴いたのは無論なのですけど。それにも増して一押しな“お奨めポイント”は、『ダウントン・アビー』を愛する方々が第1シーズンを復習&第2シーズンを予習なさるのに絶好の“参考書”ということ。
なんてったって今年5月にスタートしたNHK地上波放映の最中、実況ツイートやハッシュタグで盛り上がりつつも、著者が「ぎうっぎう~ 」になってらしたのは、まさしくこの御本の原稿と拝察されますから、理の当然。
そして、ドラマの企画・製作総指揮・脚本を担うジュリアン・フェローズ御大が、限嗣相続を主題とするに至った由縁、加えて、グランサム伯爵家のご令嬢お三方をはじめ、伯爵夫人コーラ様や先代伯爵夫人ヴァイオレット様が抱えるお悩みの根幹が、一挙に深〜く拝察&隅から隅まで納得できちゃう好著なのです。
来月1日から始まる第1シーズンのアンコール放送、更に末日からの第2シーズンスタートに備え、階上と階下の運命が織りなす極上のドラマを、余す処なく御賞味なさりたい皆様方には、万全の体制を整えるべく(是非『英国メイドの日常』『英国執事 貴族をささえる執事の素顔』と御一緒に)全力でお奨めしたい一冊です!
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