2014年3月21日金曜日

他人事ながら

愛おしく拝読・拝見させて戴いてる作品および作者様が、
高い評価を受けた旨、伝え聞くと、純粋に嬉しい。

自分の事でもないのに不思議やねぇ、と嬉しい“理由”を探して、
我が心の裡をあちこち引っ繰り返してみるが。

ひたすらにホンワカした心地好い感情だけが、そこに在る。

自覚したのが小学4年生頃、という年季の入った“マイナー贔屓”で、
いろんな煩悩とっくに解脱しちゃってるから……なのかも。

受賞発表は昨年12月、受賞作品展も先月半ばで終了してるので、
言及するのも遅きに失した感がありますけれど。

平成25年度[第17回]文化庁メディア芸術祭

アニメーション部門で『有頂天家族』が優秀賞という結果もさりながら、
マンガ部門の優秀賞に『それでも町は廻っている』を選んで戴けた事が、
誠にしみじみと嬉しい。

贈賞理由として挙げられてる

『藤子・F・不二雄やちばてつやの作品群がもっていた、ヒマワリが
太陽に向かって咲くような……「明朗さへの志向」を本作で実現』

とか

『水準以上の密度と面白さのエピソードを連載で毎回積み重ねている』

とか、激しく首肯するばかり。

ですが一番、個人的に萌えるのは……

(そろそろExcelかなんかで、時系列一覧表とか作ってますよね〜♪)

と、ついつい妄想したくなる“時系列シャッフル”の連続。そして、
各話・各場面にさり気な〜く配された数々の“伏線”や“布石”だったり。

「こういうの、お好きでしょ?」

と、作者様から見事に言い当てられるが如く、

“マイナー贔屓”のニッチなツボを、ギュウゥッと適確に押される快感が、
もう、堪らんのですわ。

加えて、評価された作者様が「望外な事」と謙虚に応じてらっしゃる所も、
一層、好ましい。

他人からの賞賛を過大に期待する事無く、ご自身を徒に演出する事も無く、
真っ直ぐ一心不乱に打ち込んでらっしゃるからこそ、の正当な好評価。

ということで、

色鉛筆画家・林 亮太 先生の朗報も、

敬愛するブロガー・T様の快挙も、

たいへん嬉しく拝読致しました。おめでとうございます!


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