2016年1月9日土曜日

読む。考える。そして、書く。

昨年11月から年末年始にかけて、ご多用を極める最中にもかかわらず
一日も休まずブログ更新を励行して下さった『発達障害な僕たちから』

青木美久先生はじめヒロさんケンさん大統領さんの記事を契機に、
拙宅のへっぽこ娘とも、冬休みの間に様々なことを話し合いました。

『留学の費用はヒロさん自身が稼ぐ』
とのことですが。娘も「私学に入ったせいで、貯めておいてくれた学費は、大学4年間で使っちゃいそうだから。留学や大学院進学の奨学金、自分の成績で稼ぐ」と、一般教養課程でも受験期と変わらず、勉強に励んでます。

『恋人も作りたい』『結婚もしてみたい』
『子どもも作ってみんなで楽しく過ごしたい』というケンさんの夢は、ちょうどジェンダー論を受講している娘と、セクシュアリティや家族観について、改めて彼女の思うところを確かめる、絶好の機会になってくれました。

そして、大統領さんの『過去は変えられます』
『過去の見方を変えることができるのです』
これって、娘も証人です。今までずっと「覚えてない・忘れた」の一点張りだった小学校高学年より前の記憶を、冷静に取り戻し客観的に見直し、未来に活かせる経験へ『見方を変える』ことが、少しずつ出来てるんです。

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持って生まれた特性や生まれ育った家庭の状況は、たとえ十人十色でも
就学前に障害告知を受けて、『早めに練習をしておくこと』が出来ても

五感や認知に凸凹を抱えていれば、多かれ少なかれ
『同じことを強制するような空気』に傷ついてるし

『最悪の気分』で、頭がいっぱいになって
『存在を消し去ることしか』考えつかなくて

「みんな」と違う自分の『生きる意味』
『生きる理由』が、判らなくなることもある。

だから、サポートセンター名古屋の皆さんが書いて下さった文章を読むことは、
「診断」の有無も 「診断名」の違いも「程度」の良し悪しも、全然関係なく

『不安を自分で勝手に大きく』しないで、まずは『何をおいても自分で考え』
信頼できる人と話し合って『自分の考えをまとめる』ために『とても有意義』

そうすれば、この世界には『本当に相手の気持ちがわかる人』が、確かにいてくれて、
『自分を変えることができるんだと言う強い自信』を、この手でつかみ取れるんです。

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「毎日・毎年」を支えてくれている お父さん・お母さん
五感や認知の凸凹を抱えて生まれてきた、僕たち・私たちは

何も考えずにいると、「みんな」と同じ空気を「感じること」は出来ないから
何も考えずにいると、自分自身の「幸せ」さえ「感じること」が出来ないから

「読むこと」「考えること」「書くこと」を通じて身につけられる
自分の考えで、群れずにひとりで行動できる力が、必要なんです。

「生まれてこなければよかった」と、妬んだり悩んだり暴れたりしているのは、
「生まれてきてよかった」と思える方法を「考えたい」と望んでいる証だから

「読まない方がいい」「考えちゃだめだよ」「書くのはやめなさい」と止めるのは、
僕たち・私たちをかわいそうと感じるのがどんなに辛くても、どうか我慢して欲しい。

そして、心優しいお父さん・お母さんが、「毎日・毎年」を支えてくれている間に、
『自分を変えることができる自信』を「感じられる」支援へ、どうか繋がって下さい。


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