2019年3月2日土曜日

ひとりっ子 にしてみませんか?

当事者の皆さんが、ひきこもりへ到ってしまった旨に理由があるように、皆さんの親御さんが、我が子への対応を誤りひきこもりを長期化させてしまった旨にも理由があります。当事者の皆さんが、大きくて深い不安ゆえひきこもってしまったように、親御さんも、我が子に対する不安があまりに大きく深かったゆえ対応を誤ってしまったのです。

だとすれば、我が子のひきこもりに悩む親御さんへの最善最上のサポートも、当事者の皆さんに対する最善最上の支援と、同じやり方を踏襲すればいい。

それが私の、この数年間に渉り敬愛するブログ『発達障害な僕たちから』で学ばせて戴いたお蔭様で得ることが叶った、たったひとつの冴えた結論です。

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2019-03-01
母親が こうすれば 子どもは より良くなっていく。ヒロ

母親は、俺を なんとしてでも よくしよう と思ったんだ。  
 俺を叩いた。蹴った。ご飯を与えなかった。    
方位、先祖のたたり、栄養学、スーパーカウンセラー。 
色々と考えたんだ。  しかし、それは俺をさらに追い込むだけとなった。   
母親が関わって、何も良い方向には向かわなかった。それどころか、俺の状態は悪化していくばかりだった。 
父親は支援者めぐりをしていた。  結局どこも支援をしてくれなくなった時に、医者からの紹介を思い出した父。 
「そうだ、サポートセンターに行こう。」   
家族のように接してくれた スタッフたちや青木のおっさん。彼らは13年間、片時も離れず一緒に居てくれた。   
俺はインターナショナルハイスクールを卒業した。フィリピンの大学で学生代表にも推薦された。そして卒業。   
就職も できた。(やめさせられたけど。)   
10代の頃の俺とは 違う俺がいる。   
2019年春。   
今こそ、子どもを手放してみましょう。子どものためにも、両親のためにも、他の兄弟のためにも。

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そうです、そうです!
他の兄弟とは違うことを親御さんがたにご理解いただきたい!というのは、全く以て正論なのですが、生来大きな凸凹を抱えたお子さんに「みんなと同じ」ことを易々と出来るごきょうだいがあったとすれば、どうあっても比べずにはいられないのが親御さんの人情。なればこそ、お子さんを手放してメンターへ預け、ひとりっ子と同じ環境で育むことが『子どものためにも、両親のためにも、他の兄弟のためにも』最善でしょう。

そして、我が子のひきこもりに悩む親御さんへの最善最上のサポートは、ひきこもった(あるいは、ひきこもりのリスクを抱えた)我が子に対する不安を克己できた親御さんでなければ、実現し得ません。なればこそ、ヒロさんのお父様の「これは家族の問題だから、自分たちで解決しなければならないこと。」とずっと思っていたけれど「もっと早くに家族以外の人に助けてもらうべきだった。」というご証言が、強い説得力を有するのです。

いつだったかヒロさんも書いてらっしゃいましたが、ヒロさんとお父様がタッグを組めば、最善最上のひきこもり支援を拡散普及する上で最強最高なのでは……と密かに妄想をふくらませておりますヒルマ小母ちゃんです。

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